天国の階段

(全22話)

チェ・ジウ クウォン・サンウ シン・ヒョンジョン キム・テヒ

ソンジュ(クウォン・サンウ)とチョンソ(チェ・ジウ)は幼馴染。幼い頃、母を亡くしたチョンソの父はタレントのミラと再婚をするが、ミラには前夫ピルスとの間にテファ(シン・ヒョンジュン)とユリ(キム・テヒ)がいて、複雑な家族関係です。ミラとユリにいじめられ、ソンジェが留学する時も意地悪をされますが、テファの助けで救われます。テファは優しく、自分の才能を認めてくれるチョンソを愛し始めます。3年後、ソンジュの帰国の日、チョンソは迎えに行く途中にユリに車ではねられ、重症を負い記憶を失ってしまいます。ソンジェにはチョンソは死んだと知らされます。5年後、遊園地でチョンソそっくりの女性を見て彼女を追いかけるソンジュ。彼女はチスと言う名前で別人としてテファと同居していたのです。3人の奇妙な関係が続いている時に再びユリの車にひかれかけたショックで記憶が戻ります。全てを知ったチョンソはふたりの間で苦しみます。やがてチョンソの目に異変が起き、失明の危機にさらされます。ソンジュは命まで危ういチョンソと結婚したいと言い、テファはふたりの幸せを心から願います。しかし全ての視力を失ったチョンソのを救いたいとテファは驚くべき行動に出ます。

ストーリーは「冬のソナタ」逆バージョンでラストは悲恋です。最初は複雑な家庭の確執が続きますが、4話でソンジュが帰国してからは彼のお茶目で明るいキャラクターに救われました。韓国ドラマは男性がお金持の設定が多く、このドラマもソンジュはグローバルグループの社長です。でも全然気取りがなく幼馴染のチョンソとの純愛がとても微笑ましく、ロッテ・ワールドをバックにしたラブ・ストーリも見応えがありました。そしてテファとチョンソの恋も重要でテファの献身的で一途な愛、幼い頃に芽生えた愛情の強さには驚かされます。画家のテファによって描かれた、タイトルの「天国の階段」の絵は最後に展覧会で展示されていて、テファとチョンソの愛の物語でもあるのですね。ミラとユリの地位を得るためには手段を選ばずと言う態度には同情の余地がないですね。チョンソの父のハン教授がしっかりしていれば、もう少し家族をまとめられたかもしれないと思うと、父親の存在は重要だと思いました。子役の4人が素晴らしかったです。

今回のジウちゃんは病気になってからの揺れ動く気持ちや不安で泣き叫ぶ姿が痛ましく悲惨でした。テファを演じたシン・ヒョンジュンさんは画家がはまり役で情熱的で個性的。いつも献身的な愛を捧げる姿が忘れられません。ユリを演じたキム・テヒさんは悪役だけどとても美しく、時々見せる笑顔が綺麗で同性ながらファンになりましたね。そしてクウォン・サンウさんが魅力的で、男らしく優しい真剣な表情もお茶目な表情も笑顔も素敵で、これからの活躍が期待されます。音楽もキム・ボムスさんの「会いたい」を始め挿入歌はどれも素晴らしくてドラマを盛り上げていたと思います。

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パリの恋人  (21話)

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パク・シニャン キム・ジョンウン イ・ドンゴン

映画の撮影監督だった亡き父の思い出のパリを訪れたカン・テヨン(キム・ジョンウン)はアルバイト先の雇い主で韓国財閥の御曹司ハン・ギジュ(パク・シニャン)と知り合います。ギジュは2年前に離婚していて今は独り身です。テヨンとはすぐに恋仲になりますが、彼の甥っ子でドラマーのスヒョク(イ・ドンゴン)もテヨンが好きになります。そして舞台はソウル‥。ギジュは明るくて優しいテヨンを一途に愛し結婚宣言をしますが周囲の反対もあって前途多難です。その頃ギジュの生い立ちの意外な真実が明らかになります。

病気や事故などがないとても爽やかなラブ・コメです。2話まではパリが舞台で、ムーン・リバーのメロディーをバックにロマンティックに話が展開します。韓国ドラマは仕事のことも丁寧に描かれているので、韓国の文化なども知れて楽しいです。ギジュは若くして自動車会社の社長なので、テヨンとの恋はまさにシンデレラ・ストーリーですね。ずっとテヨンのことが好きだったスヒョクは記憶喪失を装って、2人の前から姿を消します。こういう無償の愛、相手を思いやる気持ちが韓国ドラマのいちばんの魅力ですね(現実はなかなか難しいでしょうが)最終回は舞台がパリに戻りますが、今までにない粋で洒落たラストになっています。でもそれは真実のラブ・ストーリーの始まる予感でもあるのですが‥。

今回は初めての俳優さんが多くて、新鮮でした。パク・シニャンさんは初めは気難しい役柄だけど、テヨンと知り合ってから笑顔も涙もよく見せるようになって、可愛くなりました(笑)すごく一本気な性格を好演していたと思います。キム・ジョンウンさんは庶民のお嬢さんを可愛くはつらつと演じてとてもチャーミングでしたね。自転車で颯爽と走る姿が印象的です。そしてイ・ドンゴンさんは最初はミュージシャンらしかったのですが、後半はビシッとスーツ姿が決まっていて、テヨンへの秘めた愛が感動的でした。


宮廷女官チャングムの誓い 22〜27話 (全54話)

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イ・ヨンエ ミン・ジョンホ ヤン・ミギョン キョン・ミリ

(22)無念の死
倒れたチェゴ尚宮は宮中で最後を迎えさせられないと宮中の外に出されてしまいます。ハン尚宮に叱られて慰められたこと、味覚を失った時に功績を讃えてくれたことなど、チャングムはチェゴ尚宮との思い出に浸ります。王は自分の主治医を送りますが、既に亡くなっていたのです。宮中にずっと暮らしていたので旅行がしたいと言うチェゴ尚宮の意志で灰は山の上からまかれます。女官たちは試験に出てこなかったハン尚宮をチェゴ尚宮として認めず、気弱になったハン尚宮をチャングムは励まします。ハン尚宮は皇太后に再試験を頼み、勝ったら全権を自分に与えて欲しいと願い出ます。
(23)横領発覚
皇太后はハン尚宮の試験を認め、最後の試験は‘ご飯’です。ふたりの炊いたご飯を女官たちに食べてもらって投票で決めようというのです。チェ尚宮はふたの淵にご飯をつけて蒸しご飯のようにして炊きます。ハン尚宮はそれぞれ女官たちの好みの固さを熟知していたので、炊いたご飯の位置(上が固く、真ん中が柔らかい)で配ったので投票でハン尚宮が勝ちます。ミン・ジョンホはオ・ギョモらの出納に不正があると調査をし始めます。チャングムが大切にしていた母の手引書をヨンノが勝手にチェ尚宮のところに持っていってしまいます。
(24)危機迫る
ヨンノが持って来た手引書は最初、誰のものか分からなかったけれど、チャングムがミョンイの娘であることに気づきチェ尚宮は驚きます。オ・ギョモの不正を調査していたミン・ジョンホにクミョンはチェ一族に入らないかと誘うが断られます。以前チャングムに筆を買ってあげたことを告げ口すると脅すと、ミン・ジョンホは仕方なく、いったん調査を中断します。チャングムは母の柿酢を知りたくて、隠してある樽の上に手紙を置きますが、未だ読まれていません。やがてテソンカンにあった柿酢の入れ物で気が付いたチャングムと手紙を読んだチェゴ尚宮は真実を知りお互いに相手を探して走ります。
(25)母の敵
チェゴ尚宮とチャングムは会って抱き合います。友を見捨てた罪悪感、包丁、野いちご、といろんな思い出が蘇り、‘ミョンイ、私に実のような娘を送ってくれてありがとう’と泣きます。その後、隠していた母の手紙がなくなっているのを知り、チャングムと自分の命が危ないと思い、チェ尚宮とクミョンとヨンノを太平館に送ります。ミン・ジョンホに助けを求め、父のことも調べて欲しいと頼みます。ミン・ジョンホはカン・ドックに落し物を渡して主を調べて欲しいと言います。王の体調が良くないので女官共々温泉にいくことに‥。その道中にチェゴ尚宮とチャングムが襲われるも、ミン・ジョンホに助けられます。王は鴨の料理が気に入り二日続けて食べますが、熱が出て倒れてしまいます。
(26)罠
王の高熱の原因が不明なので、チェ尚宮はイオウを食べた鴨を原因にして、チャングムとチェゴ尚宮に罪をかぶせ、ふたりは囚われの身となってしまいます。ミン・ジョンホは鴨がイオウを食べても人には無害であることを医者から突き止めます。カン・ドックの妻が差し入れと一緒にノリゲ(身の安全を守るお守り)を渡すとチャングムは驚き、自分が助けた人がミン・ジョンホだと気付くのです。チェ一族に探りを入れているミン・ジョンホも一緒に巻き込もうとするチェ尚宮に、彼に思いを寄せているクミョンは反対します。鴨の件は無罪になっても今度は毒きのこを原因にしてまたもやふたりを罪に落とし入れるのです。
(27)偽りの自由
細工をされた鴨を試食した女官たちは王と同じ症状になります。鴨を売った商人は拷問に耐えられず、嘘の自白をしたために、ふたりは王の謀反を計画した罪で打首に処されることになります。チェゴ尚宮はチャングムだけは助けて欲しいと泣いて頼みます。囚われのミン・ジョンホも必死でふたりの命だけは助けて欲しいと頼みやっと死罪は免れて、チェ・ジウ島に送られることに‥。船着場の済物浦に行く途中、病気と過労で倒れたチェゴ尚宮を、チャングムは背負って歩きます。何度も何度も励ましながら‥。チェゴ尚宮は今まで、きつく叱ったことを誤り、自分は先に宮中に戻るから、あなたも必ず宮中に戻って欲しいと言い残して息絶えてしまいます。

いつもチャングムを支えてくれたチェゴ尚宮とハン尚宮が亡くなったのはとても悲しいですね。チェ一族の権力に屈しないで来られたのはふたりがいてくれたから。これからがとても心配です。命の恩人のチャングムを陰に日なたに守ってくれたミン・ジョンホと育ててくれたカン・ドック夫妻が心の支えになって欲しい‥。1部の山場27話は感動して泣きましたね〜。大好きだったチェゴ尚宮とハン尚宮、ほんとうにお疲れさまでした!


オールイン 運命の愛 (全24話)

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イ・ビョンホン ソン・ヘギョ チェ・ジョンウォン パク・ソルミ 

70年代の韓国、叔父のイカサマ師、チヌに連れられ賭博で生計を立てていたイナ(イ・ビョンホン)は17歳の時に列車の中で知り合ったスヨン(ソン・ヘギョ)と恋仲になります。イナは高校時代の親友チョンウォン(チェ・ジョンウォン)と共にやくざな世界に足を踏み入れ、放火の罪でイナは刑務所へ。チョンウォンはアメリカに留学、スヨンは済州島の修道院とそれぞれ別の道を歩み始めます。刑期を終え、イナは済州島のカジノで働くことに‥。そこにはスヨンの姿もありました。やがてギャンブルの才能を認められたイナは大勝負に勝つものの無実の汚名を着せられ、刑務所で知り合ったチョングとアメリカに逃亡します。スヨンとの恋に生きたいイナには様々な試練が待ち受けています。

「オールイン」とはギャンブルで全てを賭けるという意味なんですね。バカラ、ポーカー、ブラック・ジャック、ルーレットなどギャンブラーたちの見事な手さばきは見応えがありました。済州島のカジノからロサンゼルスのカジノへと舞台が移り、繰り広げられるギャンブルとヤクザの抗争。その中で様々な義理人情が交錯して今までの韓国ドラマとは一味違っていましたね。イナとスヨンの純愛がカジノの裏社会の権力争いの中で美しい光を放って素敵でした。スヨンがしばらく暮らしていた済州島のソプチコジの美しい教会と修道院がとても印象的‥。そしてスヨンが子供の頃から大切にしていたオルゴールから音楽が流れると郷愁を感じずにはいられないです。

イ・ビョンホンさんはクールで哀愁漂わせたギャンブラーを格好良く演じて男っぽいです。でも愛するスヨンの前では優しい表情になるのですね〜。ソン・ヘギョさんはシスターでもギャンブラーでも清楚で可愛いくて、一途に思いを寄せる女心を見事に演じています。「冬のソナタ」でチェリン役のパク・ソルミさんは知的で性格も良く前向きな女性を好演しています。叔父のチス役のイム・ヒョンシクさん、チョング役のホ・ジュノさんはとても味があって素晴らしい!ヤクザの強面のおじさんたちはインパクトがありましたね(笑)テーマ曲はパク・ヨンハさんの歌声がストレートに心に響いてドラマと共に心に残りました。