美女と野獣

監督 ビル・コントン
歌曲 作曲 アラン・メンケン
作詞 ハワード・アシュマン ティム・ライス
出演 エマ・ワトソン
    ダン・スティーブンス
    ジョシュ・ギャッド
    ケヴィン・クライン
    ユアン・マクレガー
2017 米
★★★★★

ストーリー
アイオワの田舎に住む主婦フランチェスカは、ある日ローズマンブリッジを探していたカメラマンのロバートに道案内をする。
橋で写真を撮ったり、おしゃべりを楽しむ二人。家族は牛の品評会に行って留守なので、フランチェスカは彼を夕食に招くことに。
自由奔放に世界を駆けるロバートの話は、刺激的でフランチェスカは彼に惹かれていく。ロバートも家庭的なフランチャスカを愛する。
夫と子供たちの世話に明け暮れる生活に生き甲斐を見いだせない彼女に、ロバートは自分と一緒に生きていこうと言うのだが・・・

レビュー
映画のタイトルはとても有名でしかも名優二人の名作なのに、これまで未見だったのが不思議なくらいです^^;
祐さまのミュージカル公演がなければ、鑑賞はもっと先になっていたかも。今回、ストーリーの前知識もなく観て
こんな作品だったの?とちょっと衝撃でした。中年男女の甘く素敵な恋愛物と思っていましたので、ほんと意外でしたよ。
2回観ましたが、1回目と2回目は感じ方が少し違いました。最初は、どうしてこんな不倫物が名作なの?
二人共いい年をして・・と反感の方が強かったです。しばらく間を置いて観ると、二人の気持ちも少し分かるような気もしました。
平凡で退屈な日常から逃れて、冒険したい、キラキラ輝きたいという思いは、誰でも持っていますものね。

フランチェスカが夫にはない魅力をロバートに感じて、あっという間に恋に落ちてしまうって、少し理解できるかも笑
現実に不倫は許されないけれど、素敵な俳優さんにぞっこんになるのと少し似てるかしら?手の届かない恋だけれど・・
たった4日間で、お互いに人生最高の伴侶に会えたと思えるって、素晴らしいし真実の愛かもしれませんね。
でももし一緒になって生活を共にすれば、ドキドキする感情は、すぐに消えてしまうかもしれない。
一緒になるか別れるか決断を迫られて悩むフランチェスカの苦しみ、葛藤は、胸に迫るものがありましたよ。
夫や子供のことを考えると、自分の感情のままに行動することは、やっぱり難しいでしょうね。

家庭を捨てることはできなかったけれど、ロバートとの愛を胸の奥に大切にしまって、残りの人生を生きたフランチェスカ。
遺言で子供たちにローズマンブリッジに自分の遺灰をまいてもらったのは、ロバートへの愛を成就させたかったのでしょうね。
クリント・イーストウッドさんの感情を抑えた熱い恋心が素敵です。優しくて逞しい・・熟年の色気がありますね^^
メリル・ストリープさんは、揺れ動く女心を美しく見事に演じてらして、さすが名女優さんだな~と思いましたよ。
この映画は、平凡だけれど毎日の生活に幸せを感じてる人が観れば、きっと感動できる名作ですね(^^)

ストーリー
あるお城に美しいが傲慢な王子が住んでいた。ある嵐の夜、老婆が一輪のバラを差し出して「暖を取らせてください」と懇願する。
王子は、みすぼらしい老婆を見て、その願いを拒絶する。老婆は、魔女に姿を変え、王子を醜い野獣に、使用人たちを家財道具に変えた。
やがて時が過ぎ、村に住む聡明なベルは、優しい父親と二人で住んでいた。ある日、市場に出かけた父が行方不明になり
ベルは、森に父を探しに行くと、氷に閉ざされ呪われた野獣が住むお城に辿り着く。

レビュー

ディズニーのアニメは、子供の頃からたくさん観ていますが、26年前に公開された「美女と野獣」は、印象に残る作品ではなかったです。
野獣と言う言葉を、ちょっと拒絶していたのかもしれないです・笑 でも実写版を観て、この作品が大好きになりました。
王子が、どういう理由で野獣になったのか? ベルのキャラクターやベルと野獣の関係などがよく分かりました。
野獣がガストンに撃たれて瀕死の時、ベルの叫ぶ声に涙がポロポロ・・ ベルと野獣が心から愛し合えた瞬間は、感動しましたね。
人は、見た目ではなく、その人の愛情深さ、努力や信念を見なくてはいけない・・と言うメッセージが、素晴らしいです。

エマ・ワトソンのピュアで優しい歌声が忘れられないです。「サウンド・オブ・ミュージック」や「塔の上のラプンツェル」の
オマージュ的なシーンも楽しかったです^^ 実写版のために作られた「♪ひそかな夢」もダン・スティーブンスの歌声が、心に迫って素敵♪
ガストン役のルーク・エヴァンスは、ミュージカル俳優さんだけあって本格的な歌とパフォーマンスに引き込まれました。
村やお城の再現が素晴らしかったですが、家財道具たちのコミカルで賑やかな動きが、映画を楽しく華やかに演出していましたね。
「♪美女と野獣」と共にベルと野獣がホールで踊るシーンは、二人のダンスにときめき、ベルの黄色いドレスにうっとり・・♡

最後に魔法が解けて、野獣が王子さまになった時、私は野獣のままの方が良い!と思っちゃいましたが、不謹慎かしら^^;
それだけ野獣さまのインパクトが強くて、心惹かれる方だったのかもしれませんね^^ アップの時の眼差しが優しいです。
ケビン・クラインは、大好きな俳優さんなので、ベルの父親役はとても素敵で嬉しかったです。
家来や家財道具たちが、イアン・マッケラン、ユアン・マクレガー、エマ・トンプソンなど名優揃いでびっくりしましたよ。
全編ミュージカル仕立てなので、帝国劇場の舞台を観てるようで楽しく素敵でした♪
これまでよりも更に深くこの作品を知ることができて幸せです。 

マディソン郡の橋

監督 クリント・イーストウッド
脚本 リチャード・ラグラヴェネーズ
出演 クリント・イーストウッド
    メリル・ストリープ
    アニー・コーレイ 
    ヴィクター・スレザック
1995 米
★★★★✩