スティング

THE STING

1973 米

監督 ジョージ・ロイ・ヒル

出演 ポール・ニューマン ロバート・レッドフォード ロバート・ショウ チャールズ・ダーニング

億万長者のクレマンと踊り子のアマンダの粋なコメディー・ミュージカルです。
ハンサムで大金持ちのクレマン(イブ・モンタン)は身元を隠して劇場へ出掛けると、看板女優アマンダ
(マリリン)のキュートな踊りに魅せられ、彼女のとりこに‥。アマンダの心をつかもうと四苦八苦します。
なんとクレマン自身を風刺した劇なので自分の役のオーディションを受けることになりますが
なかなか採用されないのです。

会社の仲間たちに面白いパフォーマンスを教えてもらってオーディションで披露しますが、全然受けなくて
散々です。そしてとうとうビング・クロスビーに歌を、ジーン・ケリーにダンスを習って彼の熱意も最高潮に
達します。空想の中でアマンダとダンスをしたりしてちょっと可哀相なくらい‥ でも楽しいミュージカルの
ラストはやはりハッピー・エンドなんですね(笑)

マリリンのタイツとちょっと厚めのブルーのセーターで踊るシーンはとても可愛いです。もしかして
レニー・ゼルウィガーは 「シカゴ」ではこのシーンを参考にしたのでは?と思いました。
イブ・モンタンはシャンソン歌手としての身のこなしがスマートでさすがですね。
とてもお似合いのカップルの共演ですね。

東北の山形の高校生17人のビッグバンドの泣き笑い青春ストーリーです。
野球部の応援ブラスバンドの食当たりで急きょ新編成された男女17人のビッグバンド。
音もまともに出ないところから、ペットボトルを使って肺活量を高めたりして
演奏できるようになるまでが楽しく描かれてます。

楽器を買うための資金かせぎにカラオケ店で演奏したり、山にマツタケ狩りに行って猪に
追われたりして大騒ぎ!このシーンはルイ・アームストロングのWhat A Wonderful World
(この素晴らしき世界)が流れてとてもユーモラスです。そんな苦労の中、ジャズのリズム
(後打ち)は“音楽を心から楽しむ、スウィングする”と言う心を教わり、どんどん上達していきます。
ラストの演奏会での演奏は圧巻です!!

ジャズ界の大御所、谷啓さん、「Shall we ダンス?」の竹中直人さん、渡辺えり子さん
3人が作品に華を添えていました。キーボードの平岡裕太くんのおっとりキャラがとても
好感持てました(笑)もう少し練習の過程を丁寧に描いて欲しかった気もしますが、演奏は全て
吹き替えなしで「ムーンライト・セレナーデ」「A列車で行こう」「シング・シング・シング」など
往年のスタンダードジャズナンバーは素晴らしいの一言です。

詐欺師ゴンドルフ(P・ニューマン)とフッカー(R・レッドフォード)とギャングのボス、ロネガン(R・ショウ)
の騙し合いとラストのどんでん返しに観る者も心地良く騙される詐欺師映画の名作です。
スティングとは(蜂などが)刺すと言う意味です。全部で6つのパートに分かれています。
★下ごしらえ★シナリオ★ひっかけ★吊り店★しめ出し★最後にぐっさり‥です。(パンフレットより)

1936年。シカゴ近郊の町で詐欺師3人組が通りがかりの男性からトリックでお金を巻き上げるが
ギャンブルで一瞬にして大金を失うはめに‥(もったいない!)この大金はNYのギャングのボス
ロネガンのお金で身の危険を感じたフッカーはシカゴのゴンドルフに会いに行き、二人でロネガンの
身辺を探り始めます。二人は服装、身なりから整えてロネガンに会い、列車の中でいかさまポーカーを
して彼からお金を巻き上げます。その後やみ競馬を営み儲けるが、ロネガンに命を狙われたりして
(フッカー逃げまくります)危険な駆け引きが繰り広げられます。ノミ行為はFBIの耳にも入り
競馬場は大混乱。ラストはあっと驚く仕掛けが待ち受けています。


とにかく全編、騙しのテクニックに酔わされます。お金の争奪戦、頭脳合戦の連続ですね。
ニューマンとレッドフォードは「明日に向って撃て」と同じコンビで、二人の粋なたたずまいが素敵です。
フッカーの散髪のシーンで世話役のお姉さんにちょっと微笑んだりして(お色気ありますよ)ファンには
たまらないシーンかも‥縦縞の背広も似合ってますね。ギャングのボス役のR・ショウもなかなか渋くて
ステキ。お鼻の横をちょこっとさわる仕草も微笑ましいです(真似したくなりますね!)
テーマ曲はピアノとクラリネットの軽快なメロディーの「エンターティナー」です。
1度ならずとも何度観ても新しい発見のある奥の深い(でも男性好みかも?笑)作品です。

女子大生ジヘと母ジュヒ、親子2代の恋物語です。
ジヘは内気な性格のために友人から先輩サンミンへのEメールの代筆を頼まれて引き受けるような
恋愛に消極的な生活を送っています。そんなある日家の中で見つけた木箱。中には35年前に
書かれた母の手紙と日記が入っていて、それは若き日の母の初恋の思い出が綴られていました。

ジュヒとジュナはお互いに好意を持っていますが、現代と違って戦争や階級制度がある中での恋は
厳しく切ないのですが、それでも船を漕いで川を渡りお化け屋敷を探検したり、蛍を捕まえたりして
楽しい時を過ごすことが出来ました。でも身分の違いで親に交際を反対され結婚を諦めなければ
ならなくなり、ジュナはやがて戦争に出兵することになるのですが‥電車に乗った彼をジュヒが
見送るシーンは胸に迫ります。戦争後、再会したふたりには悲しい現実が待ち受けています。
そして現代のジヘが思いを寄せているサンミンとの恋に驚きの事実が隠されているのです。

ソン・イェジンは「夏の香り」の爽やかなヘウォン役が印象深いですが、この作品でもジヘとジュヒの
二役を清楚に演じています。パッフェルベルの「カノン」などクラシカルな音楽と映像はとても
美しいですが残念なのは過去と現代のシーンがあまりにも交錯して分かりにくかったことと
ストーリーが理解できない部分がありましたね。「初恋のきた道」は過去が1回だけなので感情移入
し易かったです。ユーモラスなところや作品のテイストは好きなので、ラブファンタジーとして
女性には特にお勧めの作品だと思います。

イタリアのシチリアの村のパラダイス座の映写技師アルフレードと少年トトの友情と映画をこよなく
愛する村民たちの日常が温かくノスタルジックに描かれる感動作。映画ファン必見の作品です。
トトの成長とアルフレードとの心の交流が魅力的に描かれています。折に触れアルフレードがトトに
人生哲学を教えてあげるシーンは友情を越えた実の親子のような情愛を感じてしまいます。
そして映画を観る人達の生き生きとした表情がすばらしい!楽しいシーン、悲しいシーンでは
笑って泣いて‥彼らにとって映画は生活の中のオアシスだったのでしょう。トトの映写室から覗く表情
フィルムを観る時の表情が輝いていて、演じたカシオくんは巧いですね。そしてとても賢いです!

下り坂は神様が助けてくれるが、登り坂は見守るだけと言う司祭のせりふの後に、ちゃっかり自転車に
乗せてもらっているシーンは微笑ましいですね(笑)火事のシーンは怖くて悲しいけれど、トトが
アルフレードを救うシーンは何度観ても感動的‥盲目になったアルフレードの手の中で、少年トトが
青年に変わるところは映画ならではのマジックを感じて素敵です。青年時代、エレナに夢中のトトも
いいですね〜。人を愛する喜びと苦しみは観てるこちらも切なくなります。そんなトトをやはり父のように
優しく見守るアルフレード。王女と兵士の話は後にトトが話す結末を聞いて納得しましたが
トトはちゃんとエレナと愛情を交わすことが出来て良かったです。

シチリアを離れ映画で成功して立派になっても、サルヴァトーレの表情が明るくないのは愛を得ることが
出来なかったからでしょうか?葬儀の時、行列に懐かしい人達を見つけて話しかけるシーンは
ノスタルジックに胸に迫ります。ラストシーンも映画史に残る名場面ですがアルフレードがいかにトトの
ことが大好きであったかを確認できるシーンでもありますね。私が観たのは完全版なので30年後の
エレナ(禁じられた遊びの女の子を演じたブリジット・フォッセー)と再会するシーンがありました。
そしてエンニオ・モリコーネの音楽が名場面をより感動的に盛り上げていたことは間違いないです!!

1930年代のアメリカの大恐慌時代に心に傷を負った3人がシービスケットに夢を託し
彼らとアメリカの人々の心を癒す感動と勇気の物語です。

一家離散の悲しみに負けず自力で生きる道を見つける孤独なジョッキー、ジョニー(トビー)
最愛の息子を失い、離婚をして失意の時に美しいマーセラ(エリザベス)に出会って生き甲斐を
見つける自動車王のチャールズ(ジェフ)、怪我をして始末をされる寸前のシービスケットを
助けて調教を始めるカウボーイのトム(クリス)、それぞれのキャラクターがとても魅力的です。
自分たちの苦しみを静かに受け入れそこから地道な努力を重ねてシービスケットを勝利に導いて
いく過程が淡々と語られています。3人の出会いは劇的というよりも、とても自然にシービスケットに
引き寄せられるところが素晴らしいですね。

上品で優しい雰囲気のトビー、ジェフ、クリス、エリザベスが作品を良質に仕上げていて、久し振りに
気持ちよく映画館で観れました。骨折をしたジョニーの代わりを務めたゲイリーの見事な演技と
アナウンサーを演じたウィリアム・H・メイシーの独特の語りは引き込まれますね。
でも何と言っても見所は競馬のシーンですね。馬たちのしなやかな姿がジョッキーたちと一体に
なって全速力で走り抜ける様は圧巻です(撮影は大変だったでしょう)そしてカナダの美しい大草原を
颯爽と走る馬たちの姿にとても癒されました。

SWING GIRLS

スウィングガールズ

2004 日

監督

出演

WATER BOYS

ウォーターボーイズ

2001 日

矢口史靖

上野樹里 貫地谷しほり 豊島由香梨 平岡裕太 竹中直人 渡辺えり子 谷啓

監督 矢口史靖 

出演 玉木宏 三浦哲郎 真鍋かおり 平山綾 金子貴俊 竹中直人 柄本明

恋をしましょう

Let's Make Love

1960 米

監督 ジョージ・キューカー

出演 マリリン・モンロー イヴ・モンタン トニー・ランドール デビッド・バーンズ

シービスケット

SEABISCUIT

2003 米

監督 ゲイリー・ロス

出演 トビー・マグワイア ジェフ・ブリッジス クリス・クーパー エリザベス・バンクス

ニュー・シネマ・パラダイス

NUOVO CINEMA PARADISO

1989 仏 伊

監督 ジュゼッペ・トルナトーレ

出演 フィリップ・ノワレ ジャック・ペラン サルヴァトーレ・カシオ マルコ・レオナルディ 


高校3年男子生徒たちのシンクロに燃える青春映画です。
廃部寸前の唯野男子高校水泳部。良いコーチもいないし、部員のやる気もない時に
新人の元気な女教師が就任して部員が30人に増えます。でも彼女の教えたいのはなんと
シンクロナイズドスイミングと知ってもう大変!次々止めていく中から5人がとうとうシンクロに
挑戦することになります。

シンクロと言えば女子の競技と思い込んでいる人が多いので男子シンクロと聞くと、えっすね毛
処理は大丈夫?とか心配になりますが、男子ならではの力強さ、ダンスの楽しさなど盛りだくさんで
とても爽やかです。最初はどんな風にやれば良いのか分からない時に、ゲームセンターで
ダンスを練習したり、イルカショーでイルカの空中芸を見てヒントを得たりして
イマジネーションを高めていきます。

竹中さん、柄本さんの応援もあって、ラストのシンクロはビゼーの「カルメン」、シルビーバルタンの
「あなたにとりこ」などに合わせて、最高のパフォーマンスを堪能できること請け合いです。
埼玉県立川越高校水泳部の文化祭で毎年シンクロを披露していて、この映画で卒業生が
演技指導に当たっているそうですが、彼らにとってもシンクロの演技の達成感と感動は
その後の人生においてもパワーになっているそうです。







ラブストーリー

2004 韓

監督 クァク・ジェヨン

出演 ソン・イェジン チョ・スンウ チョ・インソン イ・ギウ