春の日は過ぎゆく

2001 韓

監督 ホ・ジノ

出演 ユ・ジテ イ・ヨンエ ペク・ソンヒ


ザ・エージェント

JERRY MAGUIRE

1996 米

監督 キャメロン・クロウ

出演 トム・クルーズ レニー・ゼルウィガー キューバ・グッティング・ジュニア

録音技師サンウとDJウンスの出会いと別れの物語です。サンウ(ユ・ジテ)と取材先で知り合ったウンス
(イ・ヨンエ)は仕事仲間として過ごしている中で恋に落ちます。最初はぎこちなくても一緒に食事をしたりして
だんだん親密な関係になっていきます。サンウは「父に会って欲しい‥」とプロポーズの気持を打ち明けます。
でも酔って彼女の家に泊まり込んだりしているうちに、二人の気持にすれ違いが出てきます。そしてあんなに
燃えていたウンスから別れて欲しいと告げられサンウはショックを受けるのです。

恋愛と言ってもドラマチックな盛り上がりはなく、淡々としたストーリー展開です。風景描写が美しく、年長者を
敬う儒教精神が気持ちが良いです。含蓄のあるせりふの数々、特に失恋をした時にサンウの祖母が言う
せりふはとても可笑しかったです。辛い思いもいつか良い思い出に浄化されるのでしょう‥
全編、マルティーニの「愛の喜び」が優しく流れて素敵です。テーマソングはユーミンが歌っています。
イ・ヨンエは抜群の存在感というのではなくて、酸素のような女優さん。とても洗練されているけれど
笑顔が自然で可愛らしいちょっと不思議な魅力の女優さんですね。

スポーツ・エージェントのジェリー・マクガイアの仕事・恋・友情がハートフルに描かれるヒューマンドラマです。
米大手のSMI社に勤務していたジェリー(トム)は会社の利益第一主義に反抗して解雇され、その時ただ一人
ついて来てくれたのが同僚のドロシー(レニー)です。ジェリーはちょっと落ち目の黒人フットボール選手、ロッド
(キューバー)に雇われることになります(この時の電話のやりとりがとても可笑しい・笑)

ジェリーはドロシーの息子レイ(リップニッキーくん可愛い!)ととても仲良し‥(ドロシーはシングルマザーです)
ジェリーとドロシーは恋に落ち結婚をします。でもなぜかふたりの気持がしっくりいかなくなるのですが‥
ジェリーはロッドの試合に全てをかけますが、タッチダウンの後グラウンドに倒れてしまいます。そんな彼を祈る
ように見つめる聴衆たち。もうだめだとみんなが思ったその時、ロッドは立ち上がって勝利宣言をするのです。

競争社会で生き抜くことが困難な時代、理想を追い求めて生きようとするジェリーたちの生き様が素晴らしいです。
ドロシーの‘彼の信念、努力を愛してる’ロッドの‘お金よりも愛と尊厳を’など素敵なせりふの数々‥
特にスポーツ・エージェント、ディッキー・フォックスの‘ハートがなければ頭は無価値’のせりふが大好きです。
温かいメッセージと共に俳優陣もトム、レニー、キューバ他豪華な顔ぶれでとても楽しめました。

フロリダの森林に住むバクスター一家と子鹿の触れ合いを描いた不朽の名作です。
1878年、フロリダ北部のジョージ湖のほとりでバクスター(グレゴリー)は妻ホリー(ジェーン)と息子ジョディ
(クロード)と暮らしています。ここは人間関係の悩みは多くないけれど、自然の厳しさにいつもさらせれています。
家畜がが熊に襲われたり、雨が降り続いて農作物が全滅したり…でもバクスターは神を信じ、その都度息子に
生きる厳しさを教えます。

ある日バクスターがヘビに噛まれ、解毒に親鹿の心臓を使い子鹿が残されてしまいます。
ジョディは子鹿に一目ぼれ! 親鹿に命を救われたので両親は子鹿を飼うことを許します。ジョディはひとりっ子
なので子鹿のフラッグと大の仲良し…一緒に寝て、おしゃべりをして、森の中でかけっこをします。でも成長した
フラッグは畑を荒らすようになり、柵を作っても飛び越えて苗を食べてしまいます。バクスターは仕方なくジョディに
つらい選択を迫ります。そしてフラッグとの悲しい別れがやってくるのです。

やっと観れました!’47年作とは思えない美しいカラーの作品でした。ヒューマンなドラマと思ってましたが意外と
厳しい内容で、両親は子供を甘やかすだけでなく、生きるためには時には厳しい行動も取らなくてはいけないと
教えるシーンは胸に迫ります。それにしても子鹿ってほんとに愛らしい〜(笑) ジョディの親友ファダウィンが
亡くなった時、バクスターが“苦しみのない天国で彼が淋しくないようにリスや洗い熊を与えてください”と祈るシーン
はほのぼのと素敵でした。少年を演じたクロードくんの純粋な瞳と美しい表情に心が洗われるようでした。
グレゴリーの優しくて厳しい父親像はまさにはまり役だと思います。

「キス・ミー,ケイト」「夜も昼も」などの作詞、作曲で知られるコール・ポーターの半生記を綴った
ミュージカル・ドラマです。
1920年代のパリ滞在中、ポーター(ケビン)は8歳年上の離婚歴のある美しい女性リンダ(アシュレイ)と出会い
デートを重ね結婚をします。彼は同性愛者なのですが、リンダはポーターの音楽の才能と優しさに惹かれて
いたのでそのことは気にも留めなかったのです。パリからヴェネチアに移ったふたりを待ち受けていたのは
ブロードウェイ・ミュージカルの仕事です。そして彼の生涯最高のミュージカル「キス・ミー,ケイト」が大成功を
収めるのです‥。

試写会のチケットが手に入りましたので観て参りました。
コール・ポーターのことはほとんど前知識がなかったのですが、ケーリー・グラントの「夜も昼も」や
「ビギン・ザ・ビギン」など知っている曲が何曲かありました。心地良いメロディーがプロローグからフィナーレまで
続いてついウトウトしてしまいました(笑)彼は全ての曲を最愛の妻、リンダのために作曲しましたので
曲の中に真実の愛が込められているのですね。ケビンの老け役のメーキャップが素晴らしくて別人のようでしたし
アシュレイのドレスやふたりの家のインテリアなどもお洒落で粋でとても洗練されていました。晩年までずっと
幸せとはいかなかったのですが、ふたりの愛の生活は美しいメロディーと共に永遠の輝きを放って素敵でした。


五線譜のラブレター 

DE' LOVELY

2004  米 英

監督 アーウィン・ウィンクラー

出演 ケビン・クライン アシュレイ・ジャド ジョナサン・プライス


子鹿物語 

THE YEARLING

1947 米

監督 クラレス・ブラウン

出演 グレゴリー・ペック ジェーン・ワイマン クロード・ジャーマンJr