1500年代の韓国朝鮮時代、宮廷料理人から女医になったチャングムの波乱の人生が
ダイナミックに描かれています。
@二人目の女
時の中宮の毒殺の役目を担ったのが軍官であるソ・チョンス。毒殺の日に老子から
女今 順 好と書いた3枚の紙を渡され予言を受けます。14年後、宮中女官の
パク・ミョンイはあらぬ疑いで毒殺されかけるが、友人のハン尚宮に助けられ一命を
取り止めます。チョンスは川で倒れているミョンイを助け、介抱して逃がしてあげますが
情が移り結婚をしてチャングムが生まれます。
A永遠の別れ
8歳に成長したチャングムは、勉強が大好きです。ある日父と村祭りの格闘技を見に行き
父が飛び入りで参加して相手を負かすと相手は悔しくてナイフで自分の体を切って父に罪を
着せようとします。その時チャングムは「お父さんは武官です!」と叫び、村で手配を
されていた父はつかまってしまいます。母のところに逃げ帰ったチャングムは母と家を
出て身を隠しますが宮廷の追っ手の弓矢に当たり、母は森の中でチャングムに遺言の
手紙を残して息を引き取ります
B夢の宮中
母が亡くなりひとりになったチャングムは空腹のため、村民の納屋に忍び込み、お酒を
盗んでいた(実は家の主人)カン・ドックに見つかります。両親がいないことを知った夫婦は
チャングムを家に住まわせます。2年後、宮中にお酒を運ぶ役目を担ったチャングムは
国王に見初められ宮中に入ることになります。ある晩友人と母の料理の手引書を探して
料理場に入り王の夜食をこぼしてハン尚宮に見つかってしまいますが、しょうがとれんこんを
見事な手さばきで料理する姿にチャングムは目を輝かせます。
C母の教え
罰としてふたりは納屋に閉じ込められます。翌朝戸を開けると怪我をした友人の腕に薬草が
貼られているのを見て、ハン尚宮は驚きます。一晩水瓶を持ってやっとの思いで試験を受けた
チャングムは難問に答えて女官たちを驚かせます。ハン尚宮の弟子になったチャングムは
ある日“水を持ってきておくれ”と言われ、何度持って行っても首をたてに振ってくれません。
そしてやっとその理由が分かるのです。その人の体調やお腹の具合を聞き、湯加減を考え
なくてはいけないと料理人の心得を教わります。
D変革
先輩女官から松の実に松葉を差し込むやり方を教わり、決められた時間内に何本作れるか
の競争でチャングムは先輩に次いで2位になります。料理の下味に柿の実が使われている
ことを当てて、味覚が優れていることを褒められます。そしてこの回に初めて18歳に成長した
チャングム(イ・ヨンエ)が登場します。

歴史ドラマでも堅苦しくなく、宮廷料理や衣装が色鮮やかで目でも楽しませてくれます。
チャングムの生みの両親と育ての両親が味があってとても良い雰囲気です。そして
何と言ってもハン尚宮の魅力が輝いていますね。まだチャングムが親友の娘であることに
気づいていないのでこれからのドラマ展開が楽しみです。


 

中年から「生き直し」のできる人、できない人

斉藤茂太 著

ソウルの超一流ホテル「ソウルホテル」で働くホテリアーの忙しい毎日とホテルの
乗っ取りをたくらむ裏社会の買収劇をからめた4人のラブ・ストーリーです。
ソウルホテルを経営するチェ社長の急逝で社長に就任した妻のドンスクは、以前お客との
トラブル疑惑でラスベガスに行ってしまったテジュンを連れ戻すようジニョンに頼みます。
やっとの思いで連れ戻せますが、故チェ社長のライバル、ボンマンにホテルの買収を
狙われます。ボンマンに買収を依頼されたドンヒョクはソウルホテルに滞在中、ジニョンに
恋心を抱きます。テジュンとジニョンは同僚として淡い恋心を持ち続けていますが、会えば
けんかばかりしています。

一方、ボンマンの一人娘ユンヒは父に反抗して家出をして、ソウルホテルで働き始めます。
危険な目に会うといつも総支配人のテジュンに助けられ、彼に愛情を抱くようになります。
ドンヒョクの正体を知ったジニョンは動揺するが、彼女への愛は本物だと告げるのです。
その間にもホテルの買収計画は着々と進み、テジュンとジニョンに信頼を寄せている
社長とボンマンとドンヒョクの戦争が繰り広げられます。そしてついに買収計画は
暴力沙汰に発展しますが‥

日本でも高島政伸さんの「ホテル」というドラマがありましたが、同じようにホテリアーたちの
人間模様が生き生きと描かれています。でも「ホテリアー」はホテル買収という裏舞台を
バックに4人のラブストーリーが中心にドラマが展開されているので、わくわく感があり
とても引き込まれました。ペ・ヨンジュンさんは「冬のソナタ」の時よりずっとクールで
ジョギング姿も披露してくれます。総支配人のキム・スンウさんは大人の優しさと包容力が
あってなかなか素敵♪「秋の童話」のソン・ヘギョさんは少女から大人の女性への変身を
とてもキュートに演じてましたし、ジニョン役のソン・ユナさんはスタイル抜群でさわやかな
女優さん。美しい教会のシーンもありましたし、三角関係になっても相手の気持を
思いやる心は自分本位の愛ではなくて、とても美しいドラマだと思いました。

中年期は何歳から?と言う素朴な疑問は誰でも持つでしょう。江戸時代の平均寿命
50歳の時と違って、今は人生80年、90年の時代。中年は壮年期30〜50代の
半ば位でしょうか。子供時代は勉強、家庭を持てばしがらみが多い時代を過ぎ
趣味や今までやれなかったことを楽しむ時期でもあります。体力の衰えは感じても
自分の今の器を知ってさらに豊かな人生の第一歩を踏み出す時期でもあるのです。

中年になってロマンや情熱を持つことは素晴らしいことです。
ガウディはスペインのバルセロナに完成まで200年を要するサグラダファミリア
(聖家族教会)を設計して、今でも信仰の力で建設が進められています。ガウディ自身
完成を見られなくても壮大な構想を持てたことはとても幸せなことだと思います。
ゲーテは74歳の時に、19歳の少女に恋をして別れた後、病床に就きますがその後
名作「ファウスト第二部」が完成します。はたから見れば可笑しい恋も、文化遺産を
残してくれるのだから、まんざら笑うことは出来ないのではないでしょうか。

フロイトはもはや助からないと言われたガンの手術を受け、後に10年間に33回もの
手術を受け、その間に精力的に仕事をして立派な人生を送ったのです。余命何年と
宣告を受けても残りの人生を精一杯生きることに価値があると思います。
金田一京助氏は大学時代みんなが英語やドイツ語を勉強していた時に、ひとりアイヌ語
を勉強してアイヌの研究に生涯を捧げた人です。そのために生活はいつも苦しかった
そうですが、アイヌの研究を「天職」と信じて清々しい生涯を送りました。

毎日のささいなことにも喜び、幸せを感じて生きましょう。
何歳になっても人は異性に興味があるようで、老人ホームに素敵なおじいさんが入居
すると、女性たちはやはり心ときめくそうです(笑)
若い頃に習っていた楽器などにもう一度挑戦して、何か1曲でも弾けるようになれば
さらに難しい曲も弾けるようになります。こういう人は老後の楽しみを見つけたことに
なるのです。今という瞬間を充実させれば未来は開けて来ると信じています。
若い方もいつかは中年になりますので、機会があれば是非読んで頂きたい本です。

韓国ドラマ「天国の階段」のサントラが12月1日に発売されました。
全部で17曲が収められています。

1曲目のショパン・ピアノ協奏曲第1番第2楽章は美しいメロディーで良く知られていますが
ドラマでは海岸で白いピアノを弾くソンジェ(クォン・サンウ)の姿が印象的です。
2曲目の「天国の記憶」は心地良いギター演奏にバラード風な歌が切々と歌われています。
4曲目は「アヴェ・マリア」は女性合唱が美しく、ドラマチックにアレンジされています。
11曲目の「君を守るよ」はギター演奏でバラード風の切ないメロディーをうっとり聴かせて
くれます。
12曲目の「会いたい」(ボゴシップタ)はドラマの中の挿入歌として良く出てきます。
キム・ボムスさんの歌声が甘く美しくドラマチックに聴かせます。とても素敵な曲です♪

どの曲も哀愁のある美しいメロディーのボーカルが切々と歌われて引き込まれます。
ドラマと共にお勧めのサントラです。

なぜか人から「好感を持たれる人」の共通点

斉藤茂太 著

続いてモタ先生こと斉藤茂太氏の本の感想です。
健康で家族や仕事に恵まれても、毎日の気持ち次第で人生は楽しくなったり、つらく
なったりするのものです。この本は8個の標題にそれぞれ12〜13個のユーモアを交えた楽しいエッセイが綴られています。印象に残った箇所を少し書きます。
人の表情を美しく見せるのは「憧れ」の表情です。憧れは「希望」とも言えるでしょう。
オードリー・ヘップバーンのように、カラヤンのように、エジソンのようになりたいと憧れ
の人を持つことはその人の人生に希望と勇気を与えてくれます。憧れはいつも
生き生きとした「若さ」を吹き込んでくれる心のビタミン剤なのです。

「ありがとう」と心から言える人は周囲の人たちから愛されていると思います。相手が年上でも年下でも感謝の気持を素直に現せる人は素敵です。嫉妬や恨みは人の心を濁らせるが感謝の気持は人の心を浄化する働きがあります。「ありがとう名人」になりたいものです。穏やかな印象を持っている人はそばにいるだけで心地良いものです。シャープな頭脳、鮮やかな弁舌も時には必要ですが、人の気持を大切にする心、ストレスを感じさせない人は真に「強い人」なのではないでしょうか。

勝ち負けにこだわれば、日々の満足と心の平安は得られません。勝つことで満足を得る人は自分の価値観を持っていないのではないでしょうか?金銀銅のうち、銀は「金よりも良い」銅は「金と同じ」と考えられます。順位にこだわるのではなく自分との闘いに勝つことこそ周囲を幸せにすると思います。人に先を越されたと感じるのは人生につきものですが、そんな時こそ自分のやり方を大切にしましょう。子供がバレエなどで友人に良い役が回った時には親は子供と一緒に友人の喜びを祝ってあげるくらいの心の余裕が欲しい。人はそれぞれなのだから、「今の自分」を大切に生きたいものです。人を褒めることのできる人は自分に自信のある人なのです。

いつも油をさしながら機嫌の良い人になりましょう。ストレスを発散させるにはいろいろあります。美味しい物を食べる、大声で笑う、スポーツをする、いい映画を観て感動する、カラオケで歌う、少し恋をする‥etc.ストレスが発散できるとまた明日から元気に暮らして行けます。さえないなぁと思うドア1枚向こうはうきうきすることがあるかもしれません。いろいろなことを感じて笑顔を忘れず、励ましあって自分の生き方で歩いて生きましょう。


ホテリアー

監督 チャン・ヨンウ

出演 キム・スンウ ペ・ヨンジュン ソン・ユンア ソン・ヘギョ

宮廷女官 チャングムの誓い

(全54話)

1〜5話

監督 イ・ビョンフン
出演 パク・チョンファン キム・ヘソンイ・ヨンエ ヤン・ミギョン クム・ボラキョン・ミリ 

ネタバレがあります

(全20話)

ネタバレがあります

天国の階段
 

ジャン・ジョンウ
キム・ボムス他 歌    

(サントラ)